新型コロナウイルスでの死者の数は増える一方で、ついに日本での死者も出ました(80代女性)。
新型コロナウイルスの死者の年齢層やどのような人が死亡にまで至るのかなどの傾向も出てきているように思います。
年齢層や身体的特徴などの傾向が分かれば、心配が軽減する方や、より一層の予防が必要な方などわかってきますので、対策に役立つと思います。
日本での死者も出ており、感染者も増加の一途をたどっており、留まる感じが全くない新型コロナウイルスですが、その感染経路や感染源についても明らかにされていかなければ、今後の予防に関しても難しいかも知れませんね。
感染源については中国湖北省の武漢市近郊にあるのだとは思います。
日本での死亡者の感染経路などはまだハッキリとはされておりませんが、現時点での詳細を追ってみたいと思います。
新型コロナウイルスでの死者の年齢層と傾向は?
新型コロナウイルス発症者多い年齢層 https://t.co/DcTrZLPdvK
— どうでもいいけど (@palsachi) January 26, 2020
まずはこちら、NHK NEWS WEBの記事の抜粋ですが、こちらにはこのような記載があります。
重症化しやすい人について、これまでのところWHOは高齢者や糖尿病や心臓の病気など持病がある場合に起こりやすいとしていて、亡くなった人の多くは高血圧や糖尿病、それに心臓の病気など、免疫が低下する病気を抱えていたということです。ただ持病の程度がどのくらいだと重症化しやすいかについては、これまでのところ、はっきりとわかっていません。
また中国当局が公表した死亡者の情報をNHKでまとめたところ、先月末までに亡くなり、状況が明らかになっている59人のうち、65歳以上の高齢者が46人と78%を占め、多くは糖尿病や高血圧などの持病がありました。
ほかにもパーキンソン病や、肝硬変、それに脳梗塞がある人もいて、複数の病気を抱える人も多くいました。
さらに武漢の病院の医師らが新型コロナウイルスによる肺炎で入院した患者99人について医学雑誌「ランセット」に発表した論文によりますと、半数余りの50人に慢性の持病があったとしています。
このうち多かったのは心臓や脳の血管に関わる病気や糖尿病、消化器の病気で、また、がんと神経に関する病気、呼吸器系の病気の人も1人ずついたということです。
この論文では死亡した11人のうち3人は高血圧だったほか、69歳と61歳の男性は持病がなかったものの、長期間にわたって喫煙していたとしています。
死亡に至る事例は症状が重症化した後に起こりますのでこのような記事は非常に参考になります。
このことからわかることは、
- 高齢者ほど重症化しやすい。
- 免疫が低下するような持病を持っている人は重症化しやすい。
- 喫煙が重症化することと関連性があるかもしれない。
つまり、免疫力、抵抗力が低い人ほど重症化しやすい=死に至る危険性があると判断できます。
感染しやすい場所に行かない、マスクをする、手を清潔に保つなどの予防も大切ですが、体調を整えて免疫力、抵抗力を上げておくことが重要となるでしょう。
新型コロナウイルスの日本の感染経路や感染源は?
新型コロナウイルスの感染経路や感染源についても気になる方は多いと思うのですが、東京都感染症情報センターのホームページよると、
感染源、感染経路は?
感染源は、現在調査中です。武漢市の市場(以下、華南海鮮城)の関係者から多数の患者が報告されており、野生動物の可能性などが考えられています。
感染経路は、現在調査中ですが、患者と濃厚に接触することによる飛沫感染、ウイルスに汚染された環境にふれることによる接触感染が考えられています。ヒトからヒトへの感染は認められるものの、感染の程度は明らかではありません。
つまりは、ハッキリと特定はされておりませんが、中国の武漢市で感染者が多いことからも感染源は武漢市周辺であることは間違いないでしょう。
感染経路は感染源よりも重要視されると思いますが、感染者との接触がないことが一番良いということになると思います。
さらに、このようなツイートがありますのでご紹介します。
新型コロナウイルスの感染経路について、従来から把握されている接触感染、飛沫感染に加えて、数日前からその可能性が指摘されていたエアロゾル感染についてももほぼ間違いなくあるとの見解。上海での新型肺炎対策の専門家らの記者会見において。https://t.co/4rZbqyrI1V
— HattoriM (@HattoriM) February 8, 2020
エアロゾル感染とは、空気中に漂う微粒子を人が吸い込むことで起きる感染のことで、空気感染のようなものだと考えられます。
ちなみに、飛沫感染はせきやくしゃみでウイルスを含むしぶきが飛び散り、粘膜に触れて感染すること。
接触感染は皮膚と粘膜の直接的な接触や、ドアノブやスイッチなどを介した間接的な接触でうつるようなことを指しています。
いずれにしても、日本での感染経路は感染者と接近してこれらの感染方法により中国の武漢市で感染した人が日本に入り、その人から広がったことになります。
まとめ
新型コロナウイルスでの死者の年齢層と傾向や、日本の感染経路や感染源について検証してみましたが、いかがでしたでしょうか。
新型コロナウイルスでの死者の年齢層と傾向については、
- 高齢者ほど重症化しやすい。
- 免疫が低下するような持病を持っている人は重症化しやすい。
- 喫煙が重症化することと関連性があるかもしれない。
ということになりますので、免疫力、抵抗力が弱い高齢者の方々がご家族にいる場合は重症化しやすく死に至る危険性があると判断できますので、特に気を付けたほうが良いのではないでしょうか。
感染源や感染経路については定かではないものの、武漢市が発信地となり、そこから人伝えに感染が広まっていると考えられます。
またエアロゾル感染もあるとするなら、接触がなくとも、感染者が多少近くにいるだけでも感染する恐れがあるため、感染しやすい感染症であるのではないでしょうか。
免疫力、抵抗力の強化に努めるのが一番の予防になるかもしれません。
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